「第三世代Ryzen」のコスパが良すぎると話題になっています。
その圧倒的なコスパと性能でかのIntelを追い詰めてきているのがRyzenです。
旧世代のRyzenから飛躍的な進化を遂げた第三世代のおかげで、自作PCは近年稀にみる盛り上がりを見せてきています。
そこで、今回はこのAMDのRyzenを使用した自作パソコンを、初心者の方にもわかりやすく説明させていただきたいと思います。
AMD Ryzenで自作パソコンを作成!わかりやすく解説!
AMD Ryzenでコスパ特化なゲーミングパソコンを自作する
〇予算12.7万円
- CPU Ryzen5 3600

- CPUクーラー 虎徹Mark Ⅱ+デュアルファンKIT


- マザーボード B450 AORUS ELITE

- メモリ F4-3200C16D-16GSXKB

- グラボ Radeon RX 590 8GB

- SSD WD Blue SN500 NVMe

- HDD DTO1ACA200

- 電源ユニット Antec NE650 GOLD

- Antec P101 Silent

- OS Windows10

Ryzen自作パソコンの組み立て方をわかりやすく解説
自作パソコンの組み立ては一見してとても難しそうに思いますが、実際はとても簡単で大切なことは手順通りにPCパーツを組み込んで、説明書をきちんと読んでケーブル配線を繋ぐことです。
自作パソコンを組み立てるのに必要な工具
・プラスドライバー
・精密ドライバー
・ニッパー
・スイッチケーブル
・ラジオペンチ
・結束バンド
・結束テープ
・リストストラップ
・マグネットピッカー
実際にパソコンを組み立てる
1、CPUをマザーボードに取り付ける
マザーボードの箱を開封して、本体や付属品を取り出します。
マニュアル、SATAケーブル、M.2スロット用の小ネジも取り出し、帯電防止袋を外し、マザーボードを梱包箱の上に置きます。
Ryzen5 3600を箱から出し用意します。
CPUをセットする時は、必ず向きの確認が必要です。CPU左下にある目印と、ソケットの目印を合わせるだけでOKです。
CPUを取り付ける前に、ソケットレバーを外します。
CPUとソケットの向きが間違っていないか、よく確認してからCPU本体をセットします。
CPUをセットしたら、ソケットレバーを元に戻します。これでCPUがソケット固定され、CPUの取り付けは完了となります。
2、メモリをマザーボードに挿し込む
挿し込むメモリスロットの「ラッチ(固定具)」を、指で押して解除します。ラッチは「両側タイプ」と「片側タイプ」の2種類あり、今回のマザーボードは「両側タイプ」です。
挿し込む前に、メモリの向きを確認し挿し込んでいきます。「カチッ」と音がするまで差し込み両方とものラッチがちゃんと「カチッ」と鳴ったら取り付け完了です。
3、CPUクーラーをマザーボードに固定する
CPUクーラーを取り付ける前に、付属の説明書をよく確認しましょう。
AMDの場合はIntelよりも比較的少ないマウンティングプレートで取り付けが可能です。そして、実際にCPUクーラーを取り付けていきます。
CPUソケットの周辺に、マザーボード付属のマウンティングプレートが取り付けてありますが、まずこれを外します。
「ゴムスペーサー」を、CPUソケットの四隅にある出っ張りに挿し込みます。ゴムスペーサーは上下で向きがあり、オムが付いている方を底にして取り付ける事が大事です。
ゴムスペーサーの上に「マウンティングプレート」を設置し、付属のネジで止めます。
クーラーの本体を取り付けます。CPUクーラーの受熱ベースプレートに貼ってある保護フィルムを剥がします。
虎徹MarkⅡ本体を、CPUの真上にセットします。あとは固定用のネジを回して、本体とマウンティングプレートを固定するだけです。
冷却ファンに、付属のファンクリップを取り付けます。クリップを取り付ける向きには気を付けましょう。
冷却ファンをクーラー本体に取り付けます。「カチッ」と音が鳴るまでしっかりと引っ張って固定していきます。
4、SSDをマザーボードにセット
SSDをマザーボードに直接取り付けていきます。
マザーボードに「M.2ヒートシンク」が取り付けてあるので、ネジで一旦外してから取り付けます。
SSDをセットしたのち「M.2ヒートシンク」を元の位置に戻して、取り付け完了となります。
5、マザ-ボードをPCケースへ固定する
PCケースのサイドパネルを外します。
立てたままだと作業しづらい事もあるかと思いますので、PCケースを横倒しに寝かせてからマザーボードの取り付けを行います。
6、電源ユニットをPCケースに取り付ける
背面にある電源ユニットの固定カバーを一旦取り外し、電源ユニットを取り付けていきます。
7、ケーブルをマザーボードに接続する
電源ユニットとPCケースから伸びているケーブル類を、PCケースのケーブルスリットを通して、PCケースの内側に入れていきます。
CPU8ピン:マザーボードの上の方から入れる
ATX24ピン:PCケースの中央くらいから入れる
PCケースのケーブル類:底に近い位置から入れる
対応するコネクタに文字でわかりやすく印刷してくれている。HD Audioは「Audio」のコネクタに、USBは「USB」に挿し込むだけです。
フロントパネルピンヘッダにおいてもコネクタがなんのピンヘッダに対応しているか、ピンヘッダの方向まで説明書に記載されていますのでわからなければ確認をお願いいたします。
8、グラフィックボードをマザーボードに取り付ける
グラフィックボードをマザーボードに挿し込み、PCケースと固定します。挿し込みたいPCleスロットに対応する位置にある「ブラケット」を確認します。
PCleスロットに向けて、グラフィックボードを挿しこみます。「カチッ」と音がするまでしっかり押し込んでいきます。
9、HDDをPCケースに取り付ける
HDDをPCケースに搭載します。HDDを搭載したい「3.5インチベイ」を指でつまんで引っ張ります。
HDDを固定出来たらあとはそのまま元に戻すだけです。つまみながら押し込むだけで元に戻ります。
10、ケーブルをまとめる
CPUクーラーのファンに、ファンのコネクタがぶつからないように結束バンドでまとめます。
グラフィックボードの冷却ファンの周辺も要チェックです。当たりそうなケーブルがあれば、結束バンドを使って適度にまとめます。
11、Windows10をインストールする
Windows10のインストールをします。現在はUSBメモリからのインストールになるのでUSB3.0に挿し込みます。
12、マザーボードのドライバをインストール
付属のドライバディスクからインストールする事も可能ですが、なければ公式のサイトからインストールする方法もあります。
まとめ
今回の記事を簡単にまとめさせていただきたいと思います。
・予算は12.7万円程度で、ゲーミングパソコンを構成する事ができます。
・手順をしっかりと見て、説明書通りに配線を繋ぐことが重要です。
・力を入れ過ぎなくても設置できるものか「カチッ」と音がするまで押し込むものかの確認をしましょう。
簡単といってもはじめから完璧にできるという事はやはり難しいと思います、作動しなかったとしても落ち着いて、手順や説明書を読みなおし再度チャレンジする事が大事です。
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